将来を不安視している人は、会社に居続けながらもキャリアの不安のために力が発揮できないなどの弊害が起きる恐れがあります。例えば、失敗を恐れて必要以上の仕事を受けたがらない、新しい意見を提案するよりも今ある仕事を着実にこなしたい、というように、会社や上司からマイナス評価を受けないようにするために、保守的なタイプの社員が増えることが予想されます。確かに、会社の業績が安定しているうえに雇用が守られていれば、「上司である自分が責任を取るから挑戦してみろ!」と部下に言えるかもしれませんが、業績が思わしくない企業で、なおかつリストラの可能性がある場合には、部下の失敗のために自分の評価が下がることを恐れる上司も出てくるでしょう。しかし、このような受け身な社員が多い会社では、イノベーションの機会もなく企業の成長にとって大きな妨げになります。社員個人にとっても、不安を抱えたままでは前向きに仕事を楽しむことが難しく、次第に精神的なストレスも大きくなると考えられます。そのため、これらの将来への漠然とした不安を取り除き、いききと仕事をするための対策を講じる必要があると思います。